こんにちは、森田由美子です。
先日、強みの勉強会を行いました。
コロナ禍において、コロナの不安だけでなくその他の要因も重なって、
自分の強みが活かせていない、と感じる
日々を過ごされたとの話がありました。
いつもの自分であれば何とかできることでも、
周りの気持ちが沈んでいたり、それにつられて
自分の気持ちも沈んでしまい、自分の強みが活かせない、
そんな葛藤もあったようです。
今日は、そういった場合の強みとの付き合い方についてお伝えします。
自分の心身の状態を受容する
コロナ禍に加えてロシアとウクライナの問題、
そして周りに起こる種々の課題、
いつもだったら楽観的に考えることができる人でさえ、
なぜか元気が出ない、前向きになれない自分を感じてしまいます。
と同時に、強みを使って何とかしようと思えば思うほど、
強みを強みと思えなくなってしまって、余計に気持ちが沈んでしまいます。
私には、そんな中で何とかしようとがんばっているあなたは、
とても健気に見えます。ただ、そういった時には、
何とかしようとするのではなく、「私は疲れているんだなぁ」、と
今の状態をまずは受け入れてほしいと思います。
人は、何とかしなければ、と思えば思うほど
自分の体に無頓着になってしまいます。
睡眠が浅い、体が何となく重い、気分が晴れない、
最近は、好きなことをすることさえおっくうになっているな、などなど、
そういったことはありませんか?
そんな、心身の充電が十分にできていない状態で、
例えば、私は『陽』の強みがあるから明るくいなくっちゃ、
または、『勇』の強みがあるから、きっと乗り越えられるはず、と考えて
疲れ果てた体でたたかうというのはお勧めできません。
あるいは、充電が切れている時には、いつもであれば強みを
発揮できていると感じられる周りからの反応も、
苦痛に思えることもあります。
例えば、いつもであれば「あなたがいると元気が出る」とか「頼りにしている」と言われると役に立てている感じがする同じ言葉でも、そうあらなければならないと考えて負担になってしまうことがあります。
まずは、強みを活かす準備をするために、「私は、心身ともに疲れている」
「一生懸命やっているけど、元気がでない」を受け入れて、
何とかしよう、したいと思っている自分にねぎらいの言葉や
時間を贈ってほしいと思います。
「よくやってるよ」「がんばってるね」、
身体が疲れている場合には、ゆっくり体を癒してください。
心が疲れている場合は、自然の中で、
思いっきり太陽や風や木々のにおいを感じてください。
また、人との距離が離れている現在、
誰かと思いっきりおしゃべりをするのもいいですね。
自然に触れることで五感が、人と話すことで感性が刺激されますからね。
自分の状態に気づき、回復する機会を自分に与えることで、
強みが発揮できる状態に自分をもっていくことができます。
強みを発揮する準備が整った
強みを発揮する準備が整ったら、自分の強みを信じて、
意識して日々を過ごしましょう。フル充電でもなくても大丈夫です。
少しでも充電ができたら、そこからは強みがあなたをサポートしてくれます。
「陽」の強みがある人は、不安が多い中でもポジティブな視点を
見いだせるはずです。ワクワクを生み出せる力がありますからね。
ちょっとしたワクワクを見つけて行動してみましょう。
あなたが元気になった分だけ周りも元気になってきます。
「勇」の強みがある人は、こちらは強みを使う場合に
放出するエネルギー量が多いので、
十分に充電してから強みを発揮することを意識してくださいね。
また、「志」の強みがある人は、立てていた目標が思うように達成できずに
葛藤があった方もいるかもしれません。
充電ができていく過程とともにムクムクと
やる気がでてきているのではないでしょうか?
一歩踏み出してみることでよりエネルギーが補充されていくでしょう。
人は、気持ちが落ち込むことがあります。
強みを活かせていないと思うことも、当然ですがあります。
そんな時は、立ち止まる、休憩する勇気をもってくださいね。
自分の心と身体が思うようにならないのにはならない理由があります。
そこに向き合って、必要であれば充電をして、
そして再度自分の心身に意識を向けることで、
強みを活かす準備が整った自分に出会うことできます。
強みは、いつもあなたと一緒に在ります。
それでは、また。
森田由美子