個々の能力を生かす職場づくりのヒント

こんにちは、森田由美子です。

あなたの職場はどんな職場ですか?
ここ数年、働き方改革や職場環境改善という言葉とともに
「変える」とか「変わる」といった言葉をよく耳にします。
この「変える」とか「変わる」ということは組織だけではなく、
個人に対しても言われているように思います。

実際に、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、
私たちの日常さえも変化を余儀なくされました。
私は企業などでカウンセリングや研修をさせてもらう中で、
その変化などに行き詰まっている感じやしんどさを感じている人、
そのような職場があるということを実感しています。

それと同時にそれぞれが、よい職場にしたい、
よくなりたい、変えたい、変わりたい、という
願いも持っておられることを感じています。

今日は、そのヒントを少しお届けしたいと思います。

あなたは職場で意見が言えていますか?

あなたは職場で、自分の意見を言うタイプでしょうか?
それとも、他人の意見をまずは聞くタイプでしょうか?
どちらのタイプにも強み・弱みはあり、良い悪いはありません。

しかし、知っておいてください。
「意見を言う」「意見を聞く」というところに個々の能力を活かし、
かつ生産性の高い職場にするために必要なヒントがあるのです。

それは、心理的安全性です。

心理的安全性とは言葉のイメージ通りですが、
誰もが自分の意見を気軽に発信できる社内の環境。
それを、「心理的安全性がチーム内にある」と呼んでいます。

なぜ、心理的安全性が職場に必要かというと、
答えはとてもシンプルです。
メンバーそれぞれの能力が発揮できるようになるからです。

「心理的安全性をチーム内に作り上げる」ために大切なことは、
・無能だと思われる不安
・知識がない、勉強不足と思われる不安
・否定される不安

こういった不安をチームで取り除いていくことです。

また、個々の強みや弱みをお互いに認め合うことから始められると考えます。
組織の目標達成を目指すときに、
誰もが同じことや同じやり方をするのではなく、
個々の個性や考えを活かすことが大切です。


そのうえで、自分の意見を言うことや人の意見を聞くことが
必要になってきます。

心理的安全性をチーム内に作り上げるポイント

心理的安全性をチーム内に作り上げるポイントとして、
以下の3つを認識することです。

・人はそれぞれ違っていること
・考え方も、感じ方も異なること
・同じ出来事でも全くちがう解釈をすること


このように、違うということを知っておくと、
お互いを受け入れることができます。
また、自分と他者の違いや良さ(強み)を知ることで、
異なるポイントが見えてきます。

それぞれが持っているチームメンバーの能力、
良さ、強みが発揮されることで、組織の生産性につながっていきます。

動けば必ず何かが変わる

一人ひとりが現状を良くするために、仕事を自分事として捉える。
そして、それぞれが能力を発揮すると、
予想もしなかった好転の芽が出てきます。

「自分ひとりがやっても・・・」
「私なんて・・・」
「俺がやっても何も変わらない・・」
「こんなことで・・・」

そんなことはありません!
やってみないと、何がどう動くかは、誰にもわかりません。
他の誰でもない、自分が自分のことを信じること。
これが、仕事でもプライベートでも、
幸福度を高める大事なポイントになります。

あなたができる小さなアクションを起こしていきましょう!

「今までと同じでは良くないよな・・・」
「何とかしたいよな・・・」
そう思うことがあるなら、アクションを起こしてみましょう。
本当に少しずつでもいいので、自己表現、発信をしてみてください。
ひとりひとり何か動けば、必ず何かが変わります。
目には見えない、あなたの心の中で何かが変わることだってあります。

そして、ちょっとした良い変化を見逃さないこと。
小さな良い変化を「一歩進んだ」と受け入れること。
これが相手を受け入れる力、自分を信じる力を高めるコツですよ。


自分から変化していける人になっていきましょう!
それが生産性の高い職場、良い職場環境につながっていきますよ。

それではまた

森田由美子