こんにちは、森田由美子です。
新型コロナウイルスに世界が翻弄されています。
ソーシャルディスタンスで人との距離が離れています。
面談をしていて、この「孤独」という言葉が気になっていますので、
そのことについて、今回は書きたいと思います。
「新型コロナウイルス流行に係る生活の変化と
孤独に関する調査報告(2021野村総合研究所)」によると、
男女とも20~30代の若年層の2人に1人が日常において孤独を感じている、
既婚者や一人暮らしでないひとも
3人に1人が日常において孤独を感じているなど、
孤独を感じることが増えているようです。
あなたはいかがでしょうか?
孤独を享受するために
私見ですが、孤独は自分が決めるものだと考えます。
あなたは孤独についてどんなイメージを持っていますか?
孤独をマイナスととらえて寂しいと思うのか、
孤独をプラスととらえて一人が楽とか自由と思うのかです。
カウンセリングをしていて思うのは、
人は一人になる時間を必要としている、そんな時間があるからこそ、
本来の自分を取り戻せる、と思うのです。
しかし、職場でも家庭でもみんな和気あいあい、
常に人とつながっていなければならないと思いこんでいると、
一人でいることがいけないことのように思えてきます。
実際にそういったご相談もありました。
仕事で疲れて帰ってきても家族団らんの時間を作らなければと、
自分の時間が全くなくなって、
それができない自分を責めて辛くなった人もいました。
どこからともなく「こうあるべき」と思わされたものに、
私たちは縛られていることがあります。
孤独は自分が持っているイメージによって変わってきます。
ぜひ、一人でいる時間があってもいいし、
大切な時間と思って欲しい、楽しんでほしいと思います 。
孤立しない、させないために
しかし、孤立は自分の意思ではどうにもならずヘルプが出せない状態です。
誰にもわかってもらえない、誰も助けてくれないと思うと、
人は内にとじこもっていきます。
自分ではできることが何もないと思ってしまうでしょう。
そんな時は、自分が孤独なのか孤立しているのかを振り返ってみてください。
本当に誰とも話ができないのか、誰も助けてくれないのか、
自分の思い込みではないのかなどです。
また、孤立していそうな人がいれば、
周りにいる人はぜひ声をかけてあげてほしいんです。
そのきっかけがあるだけで、孤立感は癒えていきます。
自分でコントロールできることがあります。
マイナスのイメージを持っているものについて、
違った側面はないのかなどを考えるだけでも、
自分でできることが増えてきますから、チャレンジしてみてくださいね。
それでは、また。
森田由美子