他者を尊重したコミュニケーションは、組織の強さになる

 

こんにちは、

メンタルヘルスの専門家 森田由美子です。

 

 

先日、マネージャー職を対象に研修をしてきました。

 

テーマは

「他者を尊重したコミュニケーション~1 on 1 ミーティング~」です。

 

 

多くの管理職やマネージャークラスの方は、

どうしても部下や同僚の欠点を探してしまいがちです。

 

 

チームとして成果をあげる責任がありますから、

どうしても良くないところが目についてしまうわけですね。

 

 

 

でも、相手の悪いところや弱みを見つけてイライラしたり、

「使えないなあ」と思っていても

状況は決して良くなっていきませんよね?

 

 

そこで、今回の研修では、

「相手を尊重して関わる」ということの価値をどうしても伝えたいと思い、

そのために、強みをポイントに進めました。

 

 

まず、マネジャーに事前に強み診断「わたしの32」を受けてもらいました。

 

自分の診断結果は内緒にしてもらって、強みのカードワークを実施。

グループに分かれてもらい、それぞれの強みを予想していきます。

 

 

その時に必ず伝えてもらうのは、その強みのカードを選んだ理由です。

 

 

強みのカードを選ぶこともさることながら、

選んだ理由を伝えることがポイントになってきます。

 

 

例えば、

「〇〇さんには『敬』の強みがありそうですね。

いつも接し方が丁寧で人を大切にしている印象があるからです」

 

「~~さんは『極』がありそう。

もっといいものを!という意識が強いように感じます」

 

このような感じで、カードを選んでから、

どうしてそう思ったかを伝えてもらいます。

 

 

強み診断の結果で見ると、今回の受講者さんたちは、

「謙虚」で「慎重」な方が多かったので、

私の経験から

「相手のいいところを口に出して伝えることが難しいかも・・・」と

実は心配をしておりました。

 

 

でも、そんな心配は不要でした。

 

長い時間を共に過ごしてきているメンバーですから、

みんな相手の良いところにちゃんと気がついていたのです。

 

 

どんどん強みのカードを選んでいき、

その選んだ理由も具体的で相手を認める言葉が出てきます。

 

 

そして、何よりもその状況を楽しんでいることに安心しました。

 

 

職場で働いている時間にも同じことができてくると、

相手の弱みにフォーカスを当てる時間が確実に減っていき、

より価値を生みやすい思考に切り替えていくことができます。

 

 

つまり、その気になれば、

相手のいいところを見つけることは可能なんですよね。

 

 

相手のいいところを積極的に見つけて、

言葉にして口に出していく。

 

そんな職場環境をつくっていくことで

お互いの自尊心を無駄に奪い合ったりすることなく、

より生産的で、自分の力を発揮したくなる職場へと変わっていきます。

 

 

周りの人の良いところは「探そう!」と思えば探せます。

 

 

すぐに見つからない人もいるかもしれませんが、

必ず見つけることができます。

 

 

それを言葉にして口に出し、相手に伝えてみましょう。

 

 

お互いの強み・お互いの違いを尊重できる組織へと、

まずはあなたから実践してみてほしいと思います。

 

 

良いところが見つけにくい部下がいる場合

「あの人のいいところ?どこだろう・・・?」

と、悩んでしまう相手もいるかもしれませんね。

 

 

解決策として、

その人の弱みと思われるところにフォーカスしてみてください。

 

 

弱みというのは、実は強みがコントロールできずに、

弱みとなっている場合が多いのです。

 

強みと弱みは「表裏一体」です。

 

 

これは、3,000人以上の方に強み診断「わたしの32」をしていただき、

強みについて対話をさせてもらってきた経験から言えることです。

 

 

強みが過剰に発揮されてしまうと、周りから見ると

強烈な「弱み」として見えることがあります。

(私たちはそれを「裏強み」と呼んでいます)

 

 

 

そのことに気づくことができると、

たとえば「今その言葉って、ひょっとして裏強み出ちゃってない?」と、

お互いを客観的に見ていくことができます。

 

 

強みを強みとして発揮してもらうために、

チームとしてバランスを取り合えることは大きな武器になります。

 

 

今回の研修では、それほど裏強みについて

じっくり話す時間はありませんでしたが、

強みと裏強みを見比べて、みなさん笑いあって会話をされていました。

 

 

「あるある!」

「そうなんだよな~、そうなってるんだよな~!」

「裏強みになってるとき誰かに言って欲しい」 

「『慎』の裏強みは『怖』か~、慎重さは不安か・・たしかにそうかも!」

 

 

弱みだと思っているところに強みが隠れているなんて、

私はとても人間味があって素敵だと思っています。

 

 

誰だって完璧じゃなくて、いいところも良くないところもあります。

 

 

あなたの良くないところを支えてくれる人がチームにいるなら、

その人たちと欲しい成果を追いかけることは、

きっと意義ある充実した時間になると思います。

 

 

 

どんなに仕事で成果を出す人でも、完璧な人はいません。

 

 

これは決して、「人間ってそういうものですよね」という話ではなくて、

組織が進化していくときに必要な考えと捉えて欲しいです。

弱みと強みをお互いに理解しようとする。

 

 

相手の良さを引き出すにはどうしたら良いかにフォーカスする。

 

 

裏強みが出ていても、表に返すスイッチがわかれば強みにできます。

 

これは楽しくてパワフルな手法で、

メンタルタフネス講座の中級でお伝えしている内容です。

 

 

管理職・マネージャー職の方は、

責任も重くタスクもたくさんあると思います。

 

 

その中で、チームとして、組織として成果を出しやすくするためにも、

ぜひ相手を尊重する姿勢を身につけて欲しいと思います。

 

 

何か手がかりが必要でしたら、

一度、強み診断を受けてみてくださいね。

 

森田由美子

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