メンタルヘルス不調への対処だけでは不十分な時代が来ています

こんにちは、
森田由美子です。

 

英国王室のハリー王子、ご存知ですか?

先日結婚されて、すぐに第一子が誕生して、
おめでたいことが続いていますね。

 

次は、オプラ・ウィンフリーさん。
この方はご存知ですか?

名前は聞いたことある人も多いかもしれませんね。

 

司会者をされているアフリカ系アメリカ人の女性です。
経済的に大きく成功されている方で、
今までに250億円以上の寄付をしてきたという話があります。

 

世界的に影響力の大きい2人が、
メンタルヘルスのドキュメンタリ―シリーズの
番組を共同制作をするということです。

 

Apple TVで2020年から配信と予定されています。

これは興味深いですね。

 

 

ハリー王子は、ご自身もメンタルヘルスの問題を
抱えていた時期があったとのこと。

どんな番組になるのか、何が語られるのか。

メンタルヘルスに関わってきた者として、
大きな関心があり、見逃せない番組です。

 

 

私は17年間、メンタルヘルスの
専門家として仕事をしています。

長くメンタルヘルス業界にいて、
時代の変化・はたらく日本人の変化について、
思うことがあります。

 

それは、今の時代は、
メンタルヘルス不調にならないだけでは
不十分だということです。

 

不十分、というのは、
幸福感・満足感を味わった生き方ができるか?
という視点だと思ってください。

 

 

つまり、自分に積極的に向き合っていく時代
なっているということです。

 

 

結局それは、メンタル不調にならないための
予防にもつながっていきます。

では、自分に積極的に向き合うとは?

一体どういうことでしょうか。

 

 

「自分と向き合いましょう」
よく聞く言葉ですよね。

 

これは簡単で、

「私はどんな人か?」
「何ができて何ができないのか?」

この質問に率直に向き合うことです。

 

 

私たちは、何か自分に良くないことがあると、悩みます。

「悩む」ということについては、
ある程度の「型」があると私は考えています。

流れ、に近いものだと捉えてください。

 

たとえば、

・どうしてあんなことになったんだろう?
・何が悪かったんだろう?
・誰が悪かったんだろう?
・あのとき、なんであんなことをしたんだろう?

 

頭の中が過去の出来事や、
未来に起こるかどうかわからない不安でいっぱいになる。

 

そして、誰か他人の言葉や行動で、
わけのわからないものが心の中をぐるぐると回ったりします。

 

そしてその次に、
うまくできなかった自分のことを「ダメ」と
ジャッジをしてしまう。

 

その後は、気を紛らわしたり、
嫌なこと忘れようとして何かに没頭しようとしたりする。

 

 

これが「悩むこと」のよくあるパターンですね。

 

 

しかし、

メンタルタフネスを手に入れた方々は、
悩み方が変化してきているように思います。

 

ある人は、
「自分のことが強み弱みで説明できる」と言っていました。

また別のある人は、
「うまくいかなかったことを客観的にとらえられるし、
どうすればいいか、と前向きに考えられる」と言っています。

またある人は
「自分の強みから、裏強みの行動が分かるので、
コントロールできる」と言っています。

 

 

過去の後悔や、未来への漠然とした不安を
そのまま心の中で自由にはさせないわけですね。

 

「悩む流れ」を自分自身で調節することができる。

 

 

私は10年間メンタルタフネス講座を開催しています。

多くの人たちを直接見てきましたが、

上手に悩める人は、
自分の「いいところ」と「苦手なところ」を理解しています。

 

 

だから、客観的に自分と向き合い、
『自分マネジメント』ができるように進化していきます。

 

 

反対に、なかなか進化できない人もいます。

そのときの状況も、育った環境も違いますから、
進化のスピードの速い遅いに良し悪しはありません。

 

 

メンタルヘルス不調というのは、
わけがわからないうちに不調になるのではなく、
必ず何らかの原因があります。

 

原因を知る=自分を知る、です。

 

 

自分という人間の個性や、
思考や認知のクセを知ること。

 

そのクセが、頭の中の映像や、
使う言葉や、思わずしてしまう行動に
大きく影響を与えています。

 

だから、あなた自身を知ることは、
より幸せな人生のために、とても役に立つんですよ。

 

だけど、自分と向き合うことって
なかなか難しいようですね。

私自身は、カウンセリングとコーチングを学ぶときに、
必然的に自分と向き合うことをするようになりました。

 

 

そのプロセスの中で、
なんだか生きやすくなったというのが実感です。

ですから、「自分を知ること」をおすすめしたいんです。

 

 

「自分探し」という言葉がありますが、
私は、自分は既にそこにいる、存在すると考えます。

 

 

自分を探す、というよりも

今いる自分と向き合うこと。

自分をよく知ることが大切です。

 

 

少しずつでいいので、

他の誰でもないあなた自身が
自分のことを理解してあげてくださいね~

 

セルフ・コンパッションという言葉があります。
自分への思いやりのことです。

 

思いやりを自分に向けて、
積極的に自分に向き合ってほしい、

これが私の願いです!!

 

どうしても1人で向き合えないときは、

お好きなカウンセラーやコーチに頼むか、
私に声をかけてくださいね。

やさしく、厳しく、あたたかく、ストイックに、
あなたが、あなた自身と向き合えるように、
サポートしたいと思います。

自分と向き合い、幸せに生きていきましょう!

 

 

追伸

今年も5カ月が過ぎていきました。
まだまだ残り7ヶ月あります。
今年は後半に重大なことがあるので、
気合い入れていきますよ〜!

 

森田由美子